「たんぱく質=筋肉の材料」と思っていませんか?
実はそれだけじゃないんです。たんぱく質は、体のほぼすべての細胞に関わる“生命の土台”ともいえる存在。
免疫力を支えたり、ホルモンや酵素を作ったりと、健康維持には欠かせません。
この記事では、たんぱく質の基本から1日の摂取量、植物性と動物性の違いまでをまとめて解説します。
たんぱく質とは?
たんぱく質(プロテイン)は、体をつくるための「基本の材料」。
筋肉だけでなく、臓器、皮膚、髪、爪など、あらゆる組織に含まれています。
さらに、ホルモンや酵素、免疫に関わる抗体など、生命活動を支える多くの成分もたんぱく質からできています。
たんぱく質はアミノ酸がつながってできた構造で、アミノ酸には「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」があります。
必須アミノ酸は体内で作れないため、食事 🍽️ から摂る必要があります。
つまり、毎日の食事でたんぱく質をしっかり摂ることが、健康の基本なんです。
体はなぜたんぱく質を必要とする?
たんぱく質は、体のほとんどの機能に関わる“万能栄養素”✨
筋肉や臓器の構成だけでなく、ホルモンの合成、代謝のサポート、免疫機能の維持など、幅広い働きを担っています。
また、トレーニング後の筋肉修復や、ケガ・疲労からの回復にも不可欠。
不足すると、筋肉量の減少だけでなく、代謝の低下や免疫力の低下など、体調不良の原因になることも⚠️
1日に必要なたんぱく質の量は?
健康な体を維持するためには、毎日ある程度のたんぱく質が必要です。
日本人の食事摂取基準では、成人の場合 体重1kgあたり約0.8g が目安。
例えば体重60kgの人なら、1日約48g が基準となります。
高齢者や筋トレなど運動量が多い人は、1.0〜1.5g/kg を目安に。
朝・昼・晩でバランスよく摂るのが吸収のコツです。
植物性と動物性たんぱく質の違い
たんぱく質には、大きく分けて 植物性 と 動物性 の2種類があります
🌱 植物性たんぱく質の主な食材
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大豆製品(豆腐、納豆、おから など)
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豆類(レンズ豆、ひよこ豆 など)
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穀類(玄米、オートミール、キヌア など)
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ナッツ・種子類
植物性たんぱく質は脂質が少なく、食物繊維やミネラルも豊富でヘルシー✨
🐟 動物性たんぱく質の主な食材
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魚・肉類
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卵
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牛乳・ヨーグルト・チーズ
動物性たんぱく質はアミノ酸バランスがよく吸収率が高い一方、脂質が多くなりがちです。
そのため、植物性と動物性をバランスよく組み合わせるのが理想的です。
運動する人はどのくらい摂ればいい?
🏋️トレーニングやスポーツをしている人は、一般の人より多くのたんぱく質が必要です。
目安は 体重1kgあたり1.2〜2.0g。
体重60kgの人なら、1日あたり72〜120gを目標にしましょう。
また、1回で大量に摂るよりも、3〜4回に分けて 摂るのがポイント。
プロテインドリンク🥤やゆで卵🥚、ヨーグルトなどで間食として取り入れるのもおすすめです。
さらに、十分な水分を摂ることで、余分なたんぱく質の代謝や排出をサポートできます。
ひと目でわかるポイント
- ✅たんぱく質は、筋肉だけでなく細胞・酵素・ホルモンなど体全体の働きを支える基礎栄養素。
- ✅植物性は脂質が少なくヘルシー、動物性は吸収率が高い。どちらもバランスよく摂るのが理想。
- ✅運動量の多い人は、体重1kgあたり1.2〜2gを目安に。数回に分けて摂るのが吸収のコツ。